このシリーズが始まって
全然更新なかったから
終わったのかと思っていました。
ホテルが大忙しで
お酒飲むヒマがなかったんです泣
今夜はいっぱい飲むぞー!!!
本記事は、
ソムリエ&バーテンダーのボクが
飲んだお酒をソムリエっぽく
解説していく内容。
解説方法は
ソムリエ協会が推奨している
テイスティングコメントに沿っておこないます。
ちなみに、、、
「カリー」とは
もともと沖縄方言でおめでたいことや
縁起のいいことという意味の言葉で
沖縄では「かんぱーい!」の
代わりに使われます。
「ぐすーよー!カリーさびら!!
(みなさんお祝いしましょう・乾杯しましょう)」
と言われたら、グラスを高々と上げて
「カリー!!」で返す。
これが沖縄流の乾杯の方法です。
本日のお酒【鳴門鯛 純米吟醸 LED酵母】
ソムリエがワインを
テイスティングするときには
順番があります。
外観 → 香り → 味わいの順です。
外観
ライムグリーンで少し着色を感じる印象。
液体はグラスをゆったり落ちていくので
甘みが強いのかなーっていう印象。
香り
第一印象は
LED酵母由来のフルーティーさもありつつ
濃縮したりんごジャムのような甘い香りがある。
甘ったるいだけかと思いきや
乳酸からくるすっきりヨーグルトのような
香りが後から追いかけてきます。
味わい
日本酒度マイナス7度の甘さと
高めの酸がマッチしてボリュームがあり
バランスの良い味わいになっている。
余韻は酸の締まりと
アミノ酸の旨苦みが調和しています。
コッテリめの料理と合わせても
脂っこさを上手に切ってくれそうな
フードフレンドリーな日本酒です。
おススメのシチュエーション
このお酒を最大限楽しむための
最高のシチュエーションを考えました。
参考にしてみてください。
When 時間帯や季節
アルコールは16%と高めなので
ディナータイムが良いですね。
夏の暑い日に
しっかりとした甘みと酸味があるこの日本酒を
キンキンに冷やして
小ぶりのワイングラスで飲めたら最高です。
Where 場所、雰囲気
フライものやピザなんかの
コッテリ系の料理が多い居酒屋がベスト。
Who 年齢層、間柄
40~50代のサラリーマンが
仕事終わりに居酒屋で飲んでいるイメージ。
仕事がうまくいった日に
上司とこういうおいしい日本酒が
飲めたら最高ですね。
What 合わせる料理
酸味と甘みが強くボリューミーな日本酒なので
繊細な日本酒というよりは
洋食のコッテリした料理に合わせていきたいです。
油たっぷりのアジフライやエビフライに
タルタルソースをかければ
タルタルの持つ甘みと酸味が
がっしりマリアージュしてくれるでしょう。
また酸味がしっかりある
チキンのトマト煮込みなんかも
相性バッチリです。
How 供出方法
りんごやヨーグルトの
さっぱりした香りを活かすため
味わいを甘ったるくしないためにも
白ワインくらいの低め
(10度くらい)がおすすめ。
小ぶりのワイングラスを使って
白ワインのように飲むのもGOOD!!
日本酒の情報
- 蔵元名:本家松浦酒造
- 地域名:徳島県
- 原料米:山田錦
- 精米歩合:58%
- 特定名称:純米吟醸
- アルコール度数:15~16%
- 日本酒度:-7
- 酸度:2.4
- アミノ酸度:1.6
- 酵母:LED夢酵母
LED夢酵母について
平成27年度から
徳島県の酒造限定で配られた酵母。
清酒酵母に紫外線LED光を照射して
変異株を分離し、約1.900株の酵母から
酒造りに適した酵母を選抜しています。
開発の由来は、
きょうかい1801号というリンゴのような
香りが強い酵母の発酵力の弱さが
使いづらいとの声が上がっていたためです。
香りの強さはそのままに
発酵力の強い酵母が求められていて
開発されたのが「LED夢酵母」です。
本家松浦酒造について
1804年創業。
鳴門市に残る唯一の酒造。
蔵元の松浦 素子さんの前職はITベンチャー。
リーマンショックを機会に
実家である酒造に戻り
杜氏である弟と蔵を切り盛りする。
日本酒よりもワインを好む若い人が多いことから
ワイングラスでおしゃれに飲める今回の
「鳴門鯛 純米吟醸 LED酵母」を造ったそう。
世界最大級のワインコンテスト(IWC)の
SAKE部門・純米酒カテゴリーで
最高金賞を受賞した実力派の酒造です。
↓今晩のお酒はこちらでした↓
今日はこの辺で!!
おやすみなさーい!!!