カリーさびら!!【玉柏 純米酒】

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ハワイの画像

今回も日本酒なんですね!

ソムリエだからワインばっかり

飲んでると思ってました!!

ユーサク
ユーサク

実は数か月後に酒ディプロマ試験の
最終試験を受けるんです。

テイスティング試験なので
しばらくは日本酒が続くと思います。

お付き合いください!!

本記事は、
ソムリエ&バーテンダーのボクが
飲んだお酒をソムリエっぽく
解説していく内容。

解説方法は
ソムリエ協会が推奨している
テイスティングコメントに沿っておこないます。

ちなみに、、、

「カリー」とは
もともと沖縄方言でおめでたいことや
縁起のいいことという意味の言葉
沖縄では「かんぱーい!」の
代わりに使われます。

「ぐすーよー!カリーさびら!!
(みなさんお祝いしましょう・乾杯しましょう)」
と言われたら、グラスを高々と上げて
「カリー!!」で返す。

これが沖縄流の乾杯の方法です。

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本日のお酒【玉柏 純米酒】

ソムリエがワインを
テイスティングするときには
順番があります。

外観 → 香り → 味わいの順です。

外観

かすかにイエローを含んだ
透明で澄んだ色。

ろ過をしっかりして
お酒の質を安定させています。

香り

ヨーグルトの画僧

乳酸由来のヨーグルトのような
さっぱりさわやかな香りと
少し香ばしさと甘い印象を与える
カラメルのような香りがあります。

味わい

穏やかで甘みを感じる
味わいが主体となります。

中盤から余韻にかけて酸味と
わずかな渋みが日本酒全体を
しっかり引き締めていく
バランスの良いお酒です。

おススメのシチュエーション

このお酒を最大限楽しむための
最高のシチュエーションを考えました。

参考にしてみてください。

When 時間帯や季節

アルコールは15.3%
味わいも優しいので
ランチからディナーまで幅広く活躍します。

さわやかな香りと
お米のまろやかな甘みが特徴なので
温度帯を変えていけば
四季問わずおいしく飲める
オールラウンダーな日本酒です。

Where 場所、雰囲気

素材の味を大事にする炉端焼きのように
活気がある場所に合います。

Who 年齢層、間柄

ラベルの雰囲気的には
気楽な間柄のおじさんが
飲んでいるイメージですが、
味わいでいえば日本酒初心者にも
受け入れられる懐の深さを感じます。

What 合わせる料理

炭の画像

柔らかくふくよかな酒質なので
食材も同じような味わいの料理を
合わせていくと間違いないです。

ボクのおすすめは
同じ岐阜県の飛騨牛の赤身肉。

炉端焼きで
じっくりていねいに炭火で焼きあげれば
日本酒の甘みと若干の香ばしさが
お肉の脂味と炭火の香りと絶妙に合わさります。

How 供出方法

やわらかくふくよかなお酒なので
冷やしすぎず、
香りもさわやかなので温めすぎず。

冷たい料理には
赤ワインくらいの温度帯(15度くらい)
温かい料理でも
人肌くらいの温度帯に温めるのがおすすめです。

日本酒の情報

白川郷の画像

※岐阜県で有名な世界遺産「白川郷」

  • 蔵元名:山田商店
  • 地域名:岐阜
  • 原料米:ひだほまれ
  • 精米歩合:55%
  • 特定名称:純米酒
  • アルコール度数:15.3%
  • 日本酒度: 1.6
  • 酸度:1.3
  • アミノ酸度:0.9
  • 酵母: 自社酵母

蔵元やまだについて

明治元年創業。

水のきれいな街として
昔から知られている
岐阜県の八百津町に蔵を構えています。

使用米は1等級以上。

造りの特徴は、
米を蒸した後に冷ます放冷を
米がカチカチになるまでやることです。

米の放冷について

日本酒醸造の画像

日本酒を作る工程では米を蒸した後、
熱々の米の温度次第で
もろみの状態が大きく変わります。

放冷の仕方について解説していきます。

米を冷ます目的

以下の2つが主な目的です。

  • 低温で仕込みを行うため
  • 米の水分を飛ばすため

一つずつ解説していきます。

低温で仕込みを行うため

米を蒸したばかりの状態で
タンクに投入すると、
もろみ温度が高くなります。

適切なもろみの仕込み温度は6~15度。

熱々の米を入れると
落とし込みたい温度より
高くなってしまいます。

そのため、高くても
40度まで下げてからタンクに投入します。

米の水分を飛ばすため

温度を下げて気化熱で米の内側の水分を
徐々に飛ばすことで、
麹やもろみにとって
適切な水分量にしていきます。

特に溶けやすい山田錦や雄町などは
カチカチにすることが多く、
もろみでのコントールをしやすくしています。

放冷の方法

以下の3つが主な方法です。

  • 連続蒸米放冷機
  • 吸引
  • 手放冷
連続蒸米放冷機

蒸した米をベルトコンベアで運びながら
冷風を当てて冷ましていきます。

ベルトを回す速さや
冷風を当てる量を変えることで、
自由な温度帯に調整可能です。

吸引

掃除機のように熱気を吸引していきます。

布に薄く敷いた米の下部からしか
熱気を吸引できないため、
上部は熱いままです。

人の手で裏返しにするなど、
ていねいに熱を取っていきます。

手放冷

すだれや網の上に布を敷き、
一枚ずつていねいに冷ましていきます。

5時間以上放置することもあり、
米がカチカチになり、
もろみで溶けづらくすることもあります。

コンテストに出す出品酒などは
この方法で放冷を行う蔵が多いです。

ちなみに蔵元やまだでは
6時間以上行っています。

蔵元やまだ
岐阜県加茂郡八百津町八百津3888-2
TEL:0570-43-0015
www.kura-yamada.com

↓今晩のお酒はこちらでした↓

今日はこの辺で!!

おやすみなさーい!!!