ソムリエ試験に出る?【これは押さえたい!ブランデーに関する雑学】

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ブランデーの画像

 

ソムリエ試験ってブランデーに関しても
勉強しないといけないんですね。

前回「ウイスキー」について勉強したけど、、
色も度数も同じくらいだし、
もしかして同じ飲み物ですか?

 

 

 

ユーサク
ユーサク

はい!違いますね!!

というボクもソムリエ試験を勉強するまでは
区別つかなかったので気持ちはわかります。

いっしょに勉強していきましょう。

 

わたしウイスキーもどんな飲み物か知らないわ!!
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この記事を見たら以下のことがわかりますよ!!

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本記事の内容

  • ブランデーにまつわる知識が身につく

この記事を書いている僕は、

バーテンダーとソムリエ歴は8年目です。

いま現在もソムリエ協会に所属しているため情報は確かです。

ブランデーは比較的マイナーなイメージがあるので
少し勉強するだけでまわりの男性との差がつけられます(モテへの近道)

ぜひ前のめりで記事をご覧ください。

*記事は3分くらいで読み終わります。
深堀した解説とかは、関連記事を張っておきました。

ソムリエ試験に出る?【これは押さえたい!ブランデーに関する雑学】

本の画像

次の4つのテーマでお話ししていきます。

  • その①:ブランデーとは(大きく2種類の定義)
  • その②:代表的なブランデー(コニャック&アルマニャック)
  • その③:使われるブドウ品種(ワイン用とはちがう)
  • その④:熟成年数の単位(コニャックとアルマニャック)

それでは一つずつ解説していきましょう。

ブランデーとは

ブランデーの定義には2種類あります。

もともとのブランデーの語源は、
「焼いたワイン」から来ているので
ブドウを原料とした蒸留酒というのが
一般的な定義です。

ただ、現在では広い意味でぶどう以外の果物を使った
蒸留酒についても
〇〇ブランデーと呼んでいます。

ソムリエと野菜ソムリエみたいな関係ですか?

 

ユーサク
ユーサク

まさしくその通りですね。

ソムリエとは本来ワインの専門家という意味なので。

今はワインに限らず専門家の事をソムリエという

人も多いですね。

狭い意味のブランデー

ぶどうを原料としたブランデーの中でも

  • ワインをそのまま蒸留したもの
  • ワインを造ったときに残る搾りカスなんかを使って造るもの

など2種類あるのでそれぞれ分けてみていきましょう。

ブドウを原料とした蒸留酒=ワインを蒸留したもの
コニャック(フランス)

主にユニブランという白ブドウで造られたワインを
蒸留してブランデーを造る。

ボルドー地方とロワール地方に挟まれている。

アルマニャック(フランス)

ユニブラン、フォールブランシュ、
コロンバールという白ブドウをブレンド
して
造られたワインを蒸留してブランデーを造ります。

ボルドー地方の下の方に位置します。

フィーヌ(フランス)

ボルドーやシャンパーニュ、ブルゴーニュなどの
フランスの銘醸地で造られたワインを蒸留したブランデー。

ワインを造ったときに残った「搾りカスやオリ」を使う
マール(フランス)

ぶどうの皮や種からくる独特の香りがあるブランデー。
アルザスやブルゴーニュ、シャンパーニュなどワインを生産している
さまざまな地域で造られている。

グラッパ(イタリア)

マールのイタリアバージョン。

樽熟成をしない無色透明なものが多いのですが、
近年では数年間は樽熟成をしたものが人気になってきている。

 

広い意味のブランデー

ぶどう以外での果物を使った蒸留酒を
広い意味でとらえてフルーツブランデーと呼んでいます。

代表的なものでフランスのカルヴァドス(りんご)があります。

フランスのカルヴァドスという場所で造られる
アップルブランデーにしか

「カルヴァドス」は名乗れません。

シャンパンとスパークリングワインみたいな関係ですね。

そうですね。

ユーサク
ユーサク

スパークリングワインの中でも

シャンパーニュ地方で造られたものが

主にシャンパンと呼ばれますね。

フルーツブランデーは他にも

  • キルシュ(さくらんぼ)
  • フランボワーズ(木いちご)
  • アプリコット(あんず)
  • ポワールウイリアム(洋ナシ)

などなどさまざまな果物が使われています。

代表的なブランデー

ブランデーで有名なものに
コニャックアルマニャックというものがあります。

場所はフランスのボルドー周辺と近いところにあるのですが
それぞれに特徴があるので見ていきましょう。

コニャックとは

コニャックのボトル画像

ブランデーと言えばコニャックといってもいいぐらいの
バツグンの知名度で、ブランデーの王様ともいわれています。

ワインでいえばイタリアのバローロみたいな感じかな。

フランスのボルドーの上の地域にコニャックという地方があり、
そこでブランデーが造られています。

有名なブランドが4つあります。

  • ヘネシー
  • マーテル
  • レミーマルタン
  • クルボアジェ

良いものでは100年以上の熟成が可能というから驚きですね。

特徴としては、

  • 単式蒸留器を2回使用すること
  • 樽で熟成されたいくつかの違う年代のブランデーをブレンドするので
    ワインのようにヴィンテージ表記がほとんどされていないこと
  • 華やかで繊細な味わいが特徴

アルマニャックとは

フランスのボルドーの下の地域にアルマニャックという地方があり、
そこでもブランデーが造られています。

特徴としては、

  • 連続式蒸留器を1回使用すること
  • コニャックとは違い、ワインのようにヴィンテージのあるブランデーが多い
  • コニャックに比べて力強くてしっかりした味わいが特徴

使われるブドウ品種

白ブドウの画像

ワインが造られる地域ではブランデーも同時に造るところが多いので
さまざまなぶどう品種が使われます。

コニャックとアルマニャックに関しては、フランスで一番生産量の多い

ユニブラン(サンテミリオン)が最も多く使われています。

ユニブランは酸が強くて糖度が弱いのが特徴です。

ブランデーは蒸留酒なので
糖度はあまり必要ではありません。

ユーサク
ユーサク

酸が豊富だと殺菌能力が高いので
ブランデーにはぴったりなのでしょう。

そのほか味わいを整えるためにフォールブランシュやコロンバールなどの
ぶどうが使われます。

熟成年数の単位(コニャックとアルマニャック)

単一のヴィンテージのみのブランデーであれば
〇〇〇〇年と書けますが、

さまざまな年代の原酒をブレンドしたブランデーであれば
原酒のなかで一番若い年数を参考に
以下の表示をボトルのラベルに書いている。

  • VS(ブイエス) → Very Specialの略 2年以上熟成(アルマニャックは1年)
  • VSOP(ブイエスオーピー) → Very Spuperior Old Paleの略 4年以上熟成
  • ナポレオン → 6年以上
  • XO(エックスオー) → Extra Oldの略 10年以上

この表示の規定が厳格に定まっているのはコニャックとアルマニャックです。

ユーサク
ユーサク

それ以外のブランデーにこれらの表示がされていても
熟成年数が違う可能性があるので注意が必要です。

まとめ【あえてブランデーマスターになろう】

図書館の画像

個人的にはいま流行ってないブランデーを勉強するのは
ものすごく良い手だとおもっています。

ワインやウイスキー、日本酒など世界的に流行っているものは
お客さんもまたコアな知識を持っていることが多いです。

ブランデーは押さえるべき商品も限られているし、
(ウイスキーは死ぬほど押さえるべき商品がある)

なによりおいしいお酒なのは間違いないので
(個人的にはウイスキーよりブランデー派)

この記事をご覧になったことをきっかけに
ブランデーマスター目指してみてはいかがでしょうか。

今回はこんな感じです。

あとがき

毎回あとがきで試験に関係ないことを話しているので
今回はブランデーを飲むときにグラスも選んでみようという話。

長期熟成したブランデー(ナポレオンとかXOなど)
石原裕次郎みたいなバルーン型の大きなグラス(わからない若者はググってください)
を使うと香りがグラス内にたまって、より複雑な香りを楽しむことができます。

若いブランデーやグラッパなどのアルコール感が強く感じるブランデー
小ぶりのチューリップ型(グラッパグラスというものがあります)を
使うとアルコールがこもってむせてしまう心配もありません。

宅飲みの時には参考にしてみてくださーい。

というわけで今回は以上です。

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