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前回の記事でソムリエ試験を受ける決心がつきました。
受験資格や試験の内容が知りたいので教えてください。
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かしこまりました!!
日本ソムリエ協会の公式サイトにも詳しく書かれていますが、
ここでは僕の体験談も少し交えてわかりやすく解説していきます。
前回の記事はこちらから!!
独学で合格する方法と僕もお世話になった
おすすめ本も紹介してますよ!!
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本記事の内容
- ソムリエ試験の内容が理解できる
- ソムリエ試験の受験資格を知ることができる
この記事を書いている僕は、
2017年に独学でJ.S.Aソムリエに1発合格いたしました。
今現在もソムリエ協会に所属しているので
今回説明する情報は確かです。
ソムリエ協会の公式サイトに
ブログ内容が書かれているのはわかるけど
字が小さくて読むのが嫌だという
わがままな方は、ぜひこの文字の大きな記事をご覧ください。
*記事は3分くらいで読み終わります。
深堀した解説とかは、
後日関連記事を張っておきます。
ソムリエ試験の内容(3つのテーマでお話します)
次の3つのテーマでお話しします。
- 年1回の開催
- CBT試験導入(パソコンで試験)
- 3次試験まである
それでは一つずつ解説していきましょう。
年1回の開催
年に1回開催ですが、1次試験は最大2回まで受験可能。
2回受験だと5千円くらい受験料が高くなりますが、
1回で合格しても5千円が
戻ってくることはありません。
CBT試験導入により、
全国200以上の会場と受験日時を
受験者自身で選択できるようになりました。
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ギリギリまで対策したいという
僕みたいな臆病者は
大体試験日後半に試験日を設定しますね。
ちなみに今年はコロナの影響により
1次試験日が9月6日まで延長しています。
CBT試験導入(パソコンで試験)(2018年より)
僕は去年”Sake Diploma”という
同じソムリエ協会が行っている日本酒の試験を
このCBT試験で受けました。
5つのパソコンがある小さな会場だったのですが、
隣の席の人は漢字検定をしていたりするので変な感じでした。
コンピューターによるランダム出題なので
受験者によって問題はバラバラ。
2018年から過去問題集は出されていません。
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最後の問題を解いて、終了ボタンを押すと
その場で合否が出されるので
ボタンを押すか押さないかだけで10分とか考えちゃいます。
3次試験まである
各試験の内容は次の通りです。
- 1次試験:筆記試験(2020年度日本ソムリエ協会教本記載事項より出題)
- 2次試験:テイスティング、論述試験(3次試験の内容として審査)
- 3次試験:サービス実技(ワインの開栓及びデカンタージュ)
それでは一つずつ解説していきましょう。
1次試験
日本ソムリエ協会が発行する教本(749ページ)記載事項より出題される
60分で120問4択マークシート方式の学力試験です。
教本(749ページ)に関しては
受験申し込み完了後に協会から送られてきますので、
市販のものは買わない方がいいです。
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ここで大半は落とされるので試験日までは
2次、3次対策は一旦無視して1次に全力しましょう。
最悪2次で落とされても
5年間は最大3回まで1次試験免除制度が使えます。
2次試験
2次試験にはテイスティング審査、
論述問題(点数は3次試験に加点)があります。
テイスティング審査
ワイン3種とその他のお酒2種の合計5種類が
テイスティンググラスに入っています。
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ワインに関しては外観の印象や香り、
味わいの特徴を選んだり、
ブドウ品種や産地、ビンテージを当てたりします。
その他のお酒に関しては
そのお酒が何かを当てます。
赤ワイン2種(アメリカのカベルネソーヴィニヨン、スペインのテンプラニーリョ)
個人的にはアリゴテ以外は優しいかなって印象です。
(商品名は公表されてないので上の商品は参考程度で)
論述試験
論述試験の点数は3次試験に加算されます。
20分で200字くらい書かないといけないのでだいぶ焦ります。
以下が2019年の論述試験の内容です。
- テイスティング①の飲料を初心者のお客様に説明してください。
- ケソ・マンチェゴについて説明してください。
- 日本ワインの地理的表示について説明してください。
ケソ・マンチェゴってだれーってなりそうだけど
捨て科目を作らなければ
勉強する事なので安心してくださいね。
↑ケソ・マンチェゴ↑
ちなみに僕は当時チーズを捨て科目にしていたので
絶対答えられなかったでしょう。
3次試験
サービス実技を行います。
目の前の審査員がお客様役でワインのプレゼンテーションと
ワインの開栓およびデカンタージュ、ワインを注いで
テーブルから去るまでの一連の流れを数名一緒に行います。
普段の仕事着で試験なのでラッキーな人は
CAさんと受験できるのが夢ありますよね!!
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僕は普通のおっさんサービスマンとでした↓↓
ソムリエ試験の受験資格【条件が2つあります】
ソムリエ試験を受けることができる人は
下記の条件を満たす人です。
- 年齢条件:20歳以上
- 職務経験年数:お酒を取り扱う仕事を通算3年以上経験し、現在も従事している方
(会員2年以上であれば職務経験2年でOK)
20歳以上というのはまあ当たり前ですね。
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一番驚きなのが会員じゃなくても受験できるという点です。
こういう呼称認定試験は
大体その認定してくれる協会や団体に所属しないと
受けられないというのが普通なので、
その辺はすごいかなと思います。
お酒を取り扱う仕事は下記のとおりです。
- 酒類・飲料を提供する飲食サービス
- 酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
- 酒類・飲料を取り扱うコンサルタント業務
ホテルなどの調理の方や日本料理のサービス、
CAさん、お酒のサプライヤーさんや
フードコーディネーターも該当します。
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公務員の方や学生さん、お医者さんなど
上記に該当しない方たちは
“ワインエキスパート”という試験が用意されているので
それはまた後日記事にします。
まとめ【なんか試験いっぱいあって難しそうって思ったあなたへ】
もちろん簡単ではないですが、
少しの期間を我慢して取り組めば
そんなに難しい試験ではないと思います。
正直、1次試験さえ通れば
2次は大体半分は合格していますし、
3次試験に関しては
普段通りのサービスをすればまず間違いなく合格です。
自身の市場価値を高め続けることが
今の世の中を生き抜く術ですので、
その術の一つの候補にソムリエどうでしょうか
というお話でした。
ソムリエ試験に独学で挑みたいという方は
こちらの記事をぜひ参考にしてください!!
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あとがき
受験資格のところでもお伝えしましたが、まとめでも言わせてください。
日本ソムリエ協会はホントに
受験者や協会員に優しい団体だという事を。
まず、協会員だと日本トップクラスのソムリエたちが
開催する勉強会が無料(通常6000円)です。
全国50支部で同様の勉強会が開催される
(僕みたいなど田舎に住んでいても大丈夫)
勉強会は年に大体10回程度行われるので
普通に元が取れます。
そして27歳以下の方は、
初年度の入会金と年会費が無料です。熱いです!!
協会誌が2か月に1回送られてきますが、
内容がかなり充実していて
世界のトレンドなどタイムリーな情報が
盛りだくさんです。
そのタイムリーな情報をこれから記事にしていこうかな。
というわけで今回は以上です。