酒ディプロマ試験お疲れ様!!
手ごたえはいかがでしたか?
いや~、コロナの影響で試験自体中止になると思っていたから
全然準備してなくて論述やらかしちゃったよ泣
運よく合格出来たら「酒ディプロマ試験対策」についても
記事にしていこうと思います。
本記事は、
ソムリエ&バーテンダーのボクが
飲んだお酒をソムリエっぽく
解説していく内容。
解説方法は
ソムリエ協会が推奨している
テイスティングコメントに沿っておこないます。
ちなみに、、、
「カリー」とは
もともと沖縄方言でおめでたいことや
縁起のいいことという意味の言葉で
沖縄では「かんぱーい!」の
代わりに使われます。
「ぐすーよー!カリーさびら!!
(みなさんお祝いしましょう・乾杯しましょう)」
と言われたら、グラスを高々と上げて
「カリー!!」で返す。
これが沖縄流の乾杯の方法です。
本日のお酒【英(はなぶさ)特別純米】
ソムリエがワインを
テイスティングするときには
順番があります。
外観 → 香り → 味わいの順です。
外観
ほとんど透明ですが少しライムグリーンが入っていて
若々しい印象です。
香り
香りはとてもおだやかで原料の米やアルコールの香りがします。
味わい
ファーストアタックは舌先でなめらかな甘みを感じます。
そのあとすぐに酸味や苦み、渋みのキレが口中に広がります。
飲み込んだ後の余韻はきれいな渋みと苦みが主体で
スパッとキレてもう一杯飲みたくなります。
おススメのシチュエーション
このお酒を最大限楽しむための
最高のシチュエーションを考えました。
参考にしてみてください。
When 時間帯や季節
アルコールは15%で優しい味わいなので
明るい時間帯でも問題なし。
寒い冬の時期にお米の優しい味わいを感じるために
室温(20度くらい)でいただきます。
Where 場所、雰囲気
ラベルが慎ましく大人な印象を受けるので
お寿司屋さんのような明るさがありつつ、
大人な雰囲気の場所が良い。
Who 年齢層、間柄
日本酒好きの大人な女性に勧めるにはうってつけの1本です。
What 合わせる料理
アルコールによる甘みは若干感じますが、
日本酒度+7で全体的には甘みは感じづらいです。
五味(甘味・酸味・塩味・苦味・旨味)をバランスよくするために
甘味、旨味、塩味のある料理が良いです。
この日本酒が造られる三重県は生ガキが有名で、
えぐみが少なく甘みや旨みが多いのが特徴です。
生ガキにライムやレモンをかける代わりに
この日本酒を冷やしすぎない温度帯で楽しみたいです。
温度帯を上げるなら
脂を感じるネタを使ったお寿司がおすすめ。
日本酒の柔らかい甘みがシャリの甘みとリンクし、
温度によって脂身がゆっくり溶けていきます。
How 供出方法
あまり冷やしすぎると特徴的な余韻の苦みと渋みが
強く出てしまうので室内の温度くらいか
冷やしても赤ワインくらいの温度帯
(15度くらい)のほうがバランスよく楽しめます。
日本酒の情報
- 蔵元名:森喜酒造場
- 地域名:三重県
- 原料米:山田錦
- 精米歩合:60%
- 特定名称:特別純米酒
- アルコール度数:15%
- 日本酒度:+7
- 酸度:1.4
- アミノ酸度:0.8
- 酵母:きょうかい6号
きょうかい6号酵母について
昭和5年に秋田県の新政酒造の新政のもろみから分離され、
昭和10年から現在まで日本醸造協会が頒布しています。
現役の酵母の中では最も古い酵母ですね。
酵母の歴史としては、
きょうかい1号が1906年に頒布され始めましたが、
1号から5号までは寒冷地に適していないとされ
現在は頒布されていません。
これまでの酵母は気温が10度以下で
うまく発酵が進まないことがあり苦戦していました。
しかし6号酵母は低温下でも
しっかり発酵してくれることを知った他の造り手が
徐々に使い始め評価が高くなっていきます。
戦時中も活躍していましたが、
戦後にきょうかい7号が頒布され始めたことで
シェアは下がっていきました。
ちなみに現在はきょうかい19号まで頒布されています。
そんな6号酵母の特徴は発酵力が強く
香りは穏やかになりやすいことです。
コハク酸が出やすいとされていて、
熱燗にも向くような酒質であることが多くなっています。
森喜酒造場について
名古屋と大阪のちょうど真ん中の三重県伊賀市の北部に蔵があります。
昔から水と米に恵まれたところで、他にも11蔵の造り酒屋がある。
森喜酒造場は無農薬の山田錦を自社で栽培している
手作りの純米酒のみを造ることにこだわっています。
↓今晩のお酒はこちらでした↓
今日はこの辺で!!
おやすみなさーい!!!