2次試験のためにテイスティングを特訓中です。
まずは、赤ワインについて勉強したいので
有名どころの黒ブドウについて教えてください。
ワインは原料となるブドウ品種によって、色、香り、味わいが大きく異なります。
逆に、それぞれの品種の特徴を知ることにより、
ワインの個性をある程度は予測することができるのです。
ワインの味わいを知るために、
まずは品種を理解することから始めましょう。
そんな堅苦しいこと言わずにワインを楽しみましょうよ!!
って方はこちら!!
テイスティングよりまずは筆記でしょ!!
って方はこちら!!
この記事を見たら以下のことがわかりますよ!!
本記事の内容
- ワインを楽しむために知っておくべき4つの黒ブドウ品種がわかる
この記事を書いている僕は、
バーテンダーとソムリエ歴は8年目です。
いま現在もソムリエ協会に所属しているため情報は確かです。
赤ワインは全部渋いから苦手なんだよねー!!
って考えているかたはぜひこの記事をご覧ください。
*記事は3分くらいで読み終わります。
深堀りした解説とかは関連記事として貼っておきます。
【これだけは知っておきたい】ソムリエ厳選!!ワイン用黒ぶどう4選
次の2点をテーマにお話ししていきます。
- 【これだけは知っておきたい】黒ブドウについて
- 【これだけは知っておきたい】ソムリエ厳選!!黒ぶどう4選
それでは一つずつ解説していきましょう。
黒ブドウについて
白ワインに主に使用されるブドウ品種は白ブドウですが、
赤ワインに使用されるブドウ品種は赤ブドウではなく黒ブドウと呼ばれます。
ブドウの果皮は黒みがかかった紫色をしています。
この果皮をブドウジュースに漬け込むことにより
色素がワインに移ります。
ソムリエ厳選!!世界的に有名な黒ぶどう4選
世界的に多く栽培されていて、
広く知られている品種のことを「国際品種」といいます。
今回は、世界的にも有名な「これだけは知っていてほしい」という
黒ブドウ4種類を「代表的な産地」と「香りの特徴」も合わせて
みなさんにご紹介します。
カベルネ・ソーヴィニョン Cabernet Sauvignon
世界各地で栽培されている、黒ブドウの王様
世界で最も多く栽培されている黒ブドウ品種の一つ。
フランスのボルドー地方原産と言われている。
晩熟のため比較的温暖な気候を好み、水はけのよい土壌での栽培が適している。
未熟なものは青いピーマンのようなアロマが顕著に出る。
早熟なメルローなどといっしょに栽培され、
ブレンドされることが多いです。
代表的な産地
- フランス(ボルドー) ← シャトー〇〇とかはこの地域
- イタリア(トスカーナ) ← イタリアのボルドーともいわれる
- カリフォルニア(ナパ・ヴァレー) ← オーパスワン、ケンゾーとか有名
- チリ(セントラル・ヴァレー) ← 地中海性気候でよく熟す
香りの傾向
- ピーマン カシス ← 若々しいイメージ
- ブラックベリー 鉛筆の芯 ← よく熟したようなイメージ
ピノ・ノワール Pinot Noir
香りが高く官能的、繊細で魅惑あふれる高貴な品種
冷涼な気候と石灰性の粘土質土壌を好み、
栽培が他の品種に比べて難しい品種。
明るく淡い色合いで、きれいな酸を持ちタンニンは穏やかなブドウ。
ラズベリーやストロベリーなどの華やかな香りが特徴ですね。
ブルゴーニュのピノ・ノワールだと熟成とともに
さらに複雑で官能的なワインに仕上がります。
ほとんどが単一品種で造られ、テロワールの違いが繊細に表現される。
代表的な産地
- フランス(ブルゴーニュ) ← 100万円以上するロマネコンティがこの地域
- アメリカ(オレゴン) ← 高品質なピノ・ノワールが生まれる
- ニュージーランド(マーティンボロー) ← ブルゴーニュと気候が似ている
香りの傾向
- ラズベリー ストロベリー スミレ ← 若々しいタイプ
- 紅茶 トリュフ 枯れ葉 ← 熟したタイプ
メルロー Merlot
果実味豊かなふくよかボディー、優しく滑らかな口当たり
フランスのボルドー原産の黒ブドウですが、
世界中で広く栽培されていますね。
水持ちのよい粘土質土壌が適し、カベルネ・ソーヴィニョンと比べ早く熟す。
収穫が遅れ、果実が熟しすぎると酸が急激に落ちるリスクがある。
果実味豊かなプラムやブルーベリーなどの風味で、
タンニンは比較的穏やかな品種です。
代表的な産地
- 日本(長野) ← 桔梗が原のメルローが有名
- フランス(ボルドー) ← ペトリュスという100万円するワインがある
- カリフォルニア(ソノマ・コースト) ← デコイってワインが好きです
香りの傾向
- ブルーベリー ゼラニウム(アオイ) ← 若々しい印象
- ブラックベリー クローブ プルーン ← 熟してボリューミーなタイプ
シラー/シラーズ Syrah/Shiraz
表はスパイシーでパワフル、裏は繊細で気高い品種
フランスの北部ローヌ地方が原産で、温暖で乾燥した気候を好む。
南半球の代表的な生産地のオーストラリアでは
「シラーズ」と呼ばれています。
色合いは濃く、スパイシーで野性的な香りと味わい。
タンニンが強いものは長期熟成にも耐え、
妖艶な香りと滑らかな質感のものに仕上がる。
代表的な産地
- オーストラリア(バロッサ・ヴァレー) ← シラーズの首都とも言われる重要産地
- フランス(ローヌ) ← コート・ロティが有名
香りの傾向
- ブルーベリー ペッパー カシス スターアニス
まとめ【黒はこれだけでOK】
記事のポイントをまとめます。
- 赤ワインの色は黒ブドウの色素がブドウジュースに移ることでできる。
- 黒ブドウはとりあえず国際品種の4つを知っておく
1、カベルネ・ソーヴィニョン 2、ピノ・ノワール
3、メルロー 4、シラー/シラーズ
ソムリエ試験の2次試験に関しても
大体この辺しか出題されないですね。
ただ、同じ品種であってもオールドワールドとニューワールドで
だいぶ味わいが違うので飲み比べは必要ですね。
今回はこんな感じです。
あとがき
国際品種で今回紹介できなかったものやその国独自のブドウ品種(土着品種)
なんかもあるので近いうちに記事にしたいと思います。
しかしまぁ、1000種類もワイン用ブドウがあるとは、、、
ブドウ紹介記事だけで5年はブログ続けて行けそうですw
というわけで今回は以上です。
ソムリエ試験を独学で勉強したいという方はこちらもご覧くださいねー!!