映画「ブルゴーニュで会いましょう」をソムリエ目線でざっくり感想文

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毎日、勉強ばっかりのブログで疲れてきました。

息抜きにちょっと映画でも見たいのですが、
おススメの映画はありますか。

 

 

ユーサク
ユーサク

ボクも勉強系のブログ記事ばっかで
疲れちゃって、
ちょうど
アマゾンプライムで映画をみたところでした。

見たいとは思ってましたが、
沖縄では上映されなかった映画なので
ホントにAmazonありがとーー!!

ってことでいい映画だったので
息抜きに感想書いていきますね!!

 

いや、もうその映画みたから興味ないですー!!
って方はこちら!!

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見たけど専門用語があって理解できなかったー!!
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この記事を見たら以下のことがわかりますよ!!

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本記事の内容

  • 映画「ブルゴーニュで会いましょう」を
    試験のモチベーションにつながる部分だけ
    ざっくりわかるようになる

この記事を書いている僕は、

バーテンダーとソムリエ歴は8年目です。

いま現在もソムリエ協会に所属しているため情報は確かです。

勉強つかれた!!モチベーション尽きた!!
って方は
ぜひこの記事をご覧ください。

*記事は3分くらいで読み終わります。
深堀りした解説とかは関連記事として貼っておきます。

映画「ブルゴーニュで会いましょう」をソムリエ目線でざっくり感想文

老人の画像

次の4つのパートに分けてお話ししていきます。

  • 映画の舞台
  • ブドウづくり
  • ワイン醸造
  • 結果

それでは一つずつ解説していきましょう。

映画の舞台

フランス映画史上初の全編ブルゴーニュ地方での撮影です。

 

ユーサク
ユーサク

教本などで活字でしか見たことのない「ブルゴーニュ」

それが映像になって見れる感動を

ボクも受験前に味わいたかったです。

 

コート・ド・ニュイのグランクリュのなかで
一番の面積を誇るクロ・ド・ヴージョの畑とお城

四季折々の美しいブドウ畑

などブルゴーニュの自然と歴史を楽しむことができます。

そしてこの物語の舞台はブルゴーニュの中でも
コートドール(黄金丘陵)と呼ばれる
めちゃくちゃ値段の高いワインを生み出している地域のなかの
コート・ド・ボーヌという地域の
「アロース・コルトン村」で起こるはなしです。

アロース・コルトンはソムリエ試験の勉強をしていたら

絶対目にする重要な村ね。

まずは中心となる家族の紹介

お父さん

「ワイン造りは家族で行うもの」という家訓があったが
家族が自分から離れて行ってひねくれてしまった。

娘の旦那さんが醸造のプロなので
ワインのことは任せ、なぜか倉庫で一人、船づくりをしている。

息子(主人公)

土いじりや束縛が嫌で家を出てワイン評論家として成功。

実家のワイナリーが倒産の危機だと知り、
再建を目指すため
お父さんに代わり、ワイン造りを始める。

レストランのシェフ。

主人公にワイナリーを助けてほしいと頼む。

お母さん

離婚してワイナリーを離れ、ワイン博物館で仕事。

ブドウづくり

ワイナリー再建のためにワイン造り素人の主人公が悪戦苦闘。

自然を大事にする、機械を使わない
サスティナブルなワイン造りを計画
=ローマ時代の醸造方法を採用する。

 

トラクターでは土が固くなるから
馬を使って畑を耕すよ。

クリスマスには終わるといいな(皮肉)

 

ユーサク
ユーサク

馬を使って耕す方が、土がやわらかくなり質は良くなる
映画をみてもらえばわかるがあの広大な畑を

ホントに馬だけで耕したのか。

お父さんが皮肉を言いたくなる気持ちもわかります。

 

さらに、お父さんを怒らせていきます。

足でブドウをつぶしてブドウジュースを造る。
樽の代わりにアンフォラ(陶器の壺)で熟成させるよ。

ワインにハチミツを入れてた時代の作り方だ(ちょいキレ気味)

昔のワインは出来が悪かったためハチミツだったりで割らないと美味しくなかった。

しかもこの発言をしたタイミングが、まぁ悪いのなんの。

熟成のために樽を使うだろうと考えたお父さんが
古樽をていねいにそうじをしていた。

そのタイミングで「いや、その樽は今から売ってアンフォラ買うから」

とか言われたらキレますよねw

ブドウ収穫

ブドウ収穫の日を巡ってはお父さんと2回も衝突!!

第1ラウンド「良いワイナリーのマネをするんだー」

40年間最高のワインを造り続けているワイナリーと
収穫日を合わせるために中断

お父さんが「誇り高い私たちのブドウの収穫時の心得」を
ブドウ収穫のために集めた人たちに向けて演説中に中断。

お父さん、みんなの前で恥ずかしい思いをして

ぶちギレるのは当然よね。

第2ラウンド「後味がリコリスの時が収穫の合図なんだー」

ブドウの成熟度は例え隣同士の畑であっても違う。
ブドウの種をかじってリコリス(甘草)の味がしたら
収穫の合図であると知り中断

お父さんが「誇り高い私たちのブドウの収穫時の心得」を演説し終わり、
さあ収穫だ!!ってところで中断。

信じられん(ボソッと)

 

ワイン醸造

ようやく収穫!!

収穫後はブドウの果梗(ブドウのヘタや柄の部分)を取り除いて
足でブドウを潰しジュースを造る古典的な方法を使います。

この頃にはお父さんも息子の生き生きとした姿や
真剣にワインと向き合っている姿勢を受けて
息子のことを認めてきてるなーって表情を見せています。

ステンレスタンクを使わず、
温度管理が難しい原始的な木桶で醸造するよ。

ワインが煮えたぎらないといいけどな(皮肉)

ステンレスタンクの利点は、、

  1. 酸化を防止できる。
  2. 温度管理がカンタンなため殺菌しやすい。
  3. 衛生管理がしやすい

木桶は高級な赤ワインに使われることが多い。

保温性に優れており、材質はオーク材が主流で複雑な味わいにつながる。

詳しくは下の記事に書いていますよー!!

【木樽?ステンレス?】ソムリエかんたん解説!!発酵容器ごとの特徴
今回はワイン醸造の時に使われる発酵容器ごとの特徴と発酵容器によってワインの味わいがどのように変化するのかをかんたんに解説していきました。木樽やステンレス、セメントタンクなどいろいろな発酵容器があります。学べばワインはもっとおいしくなりますよ

醸造は木桶で決定!!熟成はもちろん、、、

前に言っていた通り、
アンフォラ(陶器の壺)で熟成させるよ。

・・・・

 

ワインの完成を待たずにお父さんは自作の船で旅立ってしまいました。

結果

瓶詰の日にテイスティング。

瓶詰の時まで誰も味見をしてはいけないという決まりでした。

ラベルには「アロース・コルトン プルミエ・クリュ」

ユーサク
ユーサク

プルミエ・クリュとはフランス語で「一級」という意味
この映画の原題名が「Premier Cru」なので
終盤でなぜこの原題なのかがわかるんですねー。

 

こういう伏線回収のときって、テンション上がります!!

40年間最高のワインを造り続けている隣の畑のライバルが
「負けた」というほどの素晴らしいワインが完成する。

お父さんも実は旅立つ前に完成前のワインをこっそり試飲してました。

息子にこれからのワイン造りを任せられると思って旅立ったのでしょう。

まとめ(ハッピーエンドでいろんな愛があふれてます)

男同士の画像

家族愛や畑、ワインに対しての愛情があふれているいい作品でした。

経営も人間関係も最悪からスタートしたけど
最後はすべてうまくいく「THE王道」のハッピーエンドだったので
安心して見てられました。

 

ユーサク
ユーサク

ワインの勉強をしているときには

良い気分転換になること間違いなしです。

受験前に知っていたら

もう少しフランスのところ楽しく勉強できたかな(泣)

 

フランスの試験範囲ってめちゃくちゃ広くて

モチベーション維持きついですもんね。

今回はこんな感じです。

あとがき

男女の画像

ワイン評論家って怖いと思うシーンがありました。

ワイン雑誌の点数でワイン醸造家は一喜一憂。

売り上げに直結するからまぁ逆らえないでしょう。

主人公が在庫として抱えていたワインを
売り込みに行くシーンはちょっとゾッとしました。

点数をチラつかせて半分脅し、現実でもこういうのあるのかなー。

今回のブログ記事では書いてないけど
主人公とヒロインである幼馴染の複雑な恋愛模様
かなり見どころのひとつ。

お父さんとヒロインのお母さんとの裏話も面白い。

今回の記事はあくまでもワイン勉強のリフレッシュを兼ねているので

ちゃんと映画を楽しみたい方はアマゾンプライムで見てみてください。

というわけで今回は以上です

 

ソムリエ試験を独学で勉強したいという方はこちらもご覧くださいねー!!

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