前の更新から1カ月経ってますが、いよいよこのブログの存続が危ういですよ?
このブログは後々オープンするボクのBARの公式サイトにするので薄く長く続けていきます!!
そうですか。せめて1カ月に一度は更新してくださいよ!!
ハードル低いですねw今回のテーマはソムリエと言ったらこれでしょの「デキャンタージュ」!!
確かに某漫画の最初で主人公がデキャンタージュしているのは印象的なシーンですよね。
デキャンタージュがそもそもなぜ行われるのか。どんな効果があるのかなど解説していきます。
この記事を見たら以下のことがわかりますよ!!
本記事の内容
- デキャンタージュとは何かがわかる
- デキャンタージュをする理由がわかる
- デキャンタージュをするべきワインがわかる
この記事を書いている僕は、
バーテンダーとソムリエ歴は9年目です。
いま現在もソムリエ協会に
所属しているため情報は確かです。
デキャンタージュは高さが大事だよねー!!
という方は、漫画の影響受けすぎです。
※神の雫 第一話より
*記事は3分くらいで読み終わります。
深堀りした解説とかは関連記事として貼っておきます。
【おいしさ劇的UP】知らなきゃ損!デキャンタージュをするべき理由
次の3つのパートに分けて解説していきます。
- デキャンタージュをする理由
- デキャンタージュに向くワイン
- 様々なデキャンタ
それでは一つずつ解説していきましょう。
デキャンタージュをする理由
ワインを注ぐ際に、デキャンタというガラス製の器に
いったん移すことをデキャンタージュといいます。
デキャンタージュをしたとたん、華やかに香りが広がり、
お花畑など色鮮やかな光景が目に飛び込んできます。
(オーバーリアクション)
デキャンタージュの美しい所作は、
ワインへの期待がより一層高まる
エンターテインメントショーのようでもありますね。
デキャンタージュをする主な目的は2つあります。
- 空気に触れさせることでワインの香りを開かせる
- 澱をグラスに入れないようにする
※澱の多いワインはあらかじめ数日前からボトルを立てておき、
ボトルの底に澱を沈ませておく。
空気に触れる面積が大きいほどワインは開きます。
デキャンタの形状によっては
急速に酸化が進む場合もあるため、
行う際には開かせすぎや温度の上昇などにも
気を配る必要があります。
デキャンタージュに向くワイン
- タンニンの硬い品種のワイン(カベルネ・ソーヴィニョン、メルローなど)
- ボルドーの古酒など、澱が多く出やすいワイン
デキャンタージュは全てのワインに必要ではありません。
フランスのブルゴーニュ地方のピノ・ノワールのように、
繊細な果実味を持つタイプや、
白ワインなどには実際あまり行いません。
(酸味が強くなったり、香りが飛んでしまうことも)
また、お食事に合わせて時間の経過とともに
ワインを開かせたい場合にも不要です。
そのような際は、無理にデキャンタージュを行わずに、
グラスの中でゆっくりと開かせて楽しみます。
(スワリングして調整するのもアリ)
デキャンタージュが必要かどうか迷った際は、
まずは一度ワインを飲んでみて判断をしましょう。
お店の場合は、ソムリエさんに相談してみてもよいでしょう。
様々なデキャンタ
ワインを開かせたい場合は、
空気に触れる表面積が大きいデキャンタを使用する。
熟成を経たタイプのワインには、
細身で比較的小ぶりのデキャンタを使用して
空気との接触を避け、緩やかな酸化を促すようにする。
まとめ【ワインのポテンシャルを引き出そう!!】
記事のポイントをまとめます。
- デキャンタージュをする理由
空気に触れさせることでワインの香りを開かせる
澱をグラスに入れないようにする
- デキャンタージュに向くワイン
タンニンの硬い品種のワイン(カベルネ・ソーヴィニョン、メルローなど)
ボルドーの古酒など、澱が多く出やすいワイン
- 様々なデキャンタ
ワインを開かせたい場合は、空気に触れる表面積が大きいデキャンタ。
熟成を経たタイプのワインには、細身で比較的小ぶりのデキャンタ。
個人的にはソムリエのお手間を取らせてしまうので
澱がありそうなワインを頼むとき以外は
スワリングで味わいの変化を楽しんでいます。
ただ、仕事中は積極的にデキャンタージュの有無を確認して
チャンスをうかがっています。
デキャンタージュの必要性の有無は別として
- お客さんとおしゃべりする時間を確保できる
- デキャンタージュができるのは貴重
- ソムリエのデキャンタージュを見られただけで喜んでくれるお客さんが多い
自分の顧客を作る事は独立するときでも
会社員として出世するときにも必要な事。
チャンスをものにするためにも
日頃からデキャンタージュの練習をするのもいいですね。
今回はこんな感じです。
ソムリエ試験を独学で勉強したいという方はこちらもご覧くださいねー!!