![](https://www.yarawineblog.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-woman.png)
デザートが好きでよくデザートブッフェに
行ったりするんですが、
デザートに合うワインとかもあるんですか。
![ユーサク](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3710_Original.jpg)
辛党(甘党の逆の意味)のボクが
ビックリするぐらい
デザートと甘口ワインは合います。
甘口ワインと言ってもライトな甘さのものや
重いんだけど酸味もちゃんとある
バランス型とかもあって、
ちゃんとデザートの甘さを活かすワインも
たくさんあります。
中盤あたりにボクがおススメするワインも
紹介するのでぜひ見ていってください!!
甘口よりも今はスカッとしたい気分なんだ!
という生粋の辛党さんはこちら!!
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デザートよりも食後酒に強めの一杯を!!
というアダルティーな方はこちら!!
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この記事を見たら以下のことがわかりますよ!!
本記事の内容
- 甘口ワインを楽しむために
知っておくべき基礎知識がわかる
この記事を書いている僕は、
バーテンダーとソムリエ歴は8年目です。
いま現在もソムリエ協会に
所属しているため情報は確かです。
デザートにはコーヒーか紅茶でしょ??
って方はぜひこの記事をご覧ください。
*記事は3分くらいで読み終わります。
深堀りした解説とかは関連記事として貼っておきます。
【ソムリエ解説】甘口ワインを楽しむための3つの基礎知識
次の3つのパートに分けて解説していきます。
- 甘口ワインとは
- 代表的な甘口ワイン
- 甘口ワインのテイスティング方法
それでは一つずつ解説していきましょう。
甘口ワインとは
甘口ワインは
大量の糖分(残糖)を含むワインのことです。
![ユーサク](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3710_Original.jpg)
ワインはふつうに造れば
酵母が糖分をアルコールに変えてくれるので
辛口になります。
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人間が手を加え、工夫して造られるのが
甘口ワインとも言えるんですね。
甘口ワインには
軽いタイプから重いタイプまで種類があります。
それらは造り方によってカンタンにわかる。
代表的な甘口ワイン
甘口ワインは
大きく3つのアプローチで造られます。
果汁糖度を上げる方法
1つ目はブドウ果汁の糖度を
できるだけ上げて酵母が全ての糖を
アルコールに変えきれなくする方法です。
![ユーサク](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3710_Original.jpg)
代表的なものに
貴腐ワイン・アイスワイン
遅摘みワイン・干しブドウワインがある。
貴腐ワイン
ブドウに貴腐菌(ボトリティス・シネレア菌)が
自然に付着し、果実内の水分を
蒸発させ糖度を高める方法。
貴腐に由来する独特で複雑な風味が特徴。
限られた自然条件の中でしか造れないため、
大変希少性が高い。
世界3代貴腐ワインとして、
- ソーテルヌ(フランス)
- トロッケンベーレンアウスレーゼ(ドイツ)
- トカイ・アスー(ハンガリー)
などが有名。
1本12万円もする
ソーテルヌ「シャトーディケム」の
隣の畑にありラフィットロートシルトが
所有している「シャトーリューセック」の
貴腐ワインです。
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2001年には
パーカーポイント99点を与えられた
ソーテルヌのスーパースターです。
アルコール14%とボリュームがあり、
飲みごたえバツグン!!
アイスワイン
氷点下(最低でもマイナス7~8度)で
凍りついたブドウをプレス機でしぼる方法。
まだ凍っていない液体の部分に
糖分やほかの成分が濃縮され、
非常に濃度の高い果汁となる。
ピュアな果実味と甘みが特徴。
ドイツ、オーストリア、カナダで生産される。
こちらは大人気カナダのアイスワイン。
果汁が通常の10分の1しか得られないくらい
凍っているブドウを使用。
![ユーサク](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3710_Original.jpg)
カナダアイスワインは
「甘いんだけどスッキリ」が特徴で
デザートはもちろんですが、
甘みの感じる料理全般に相性が良い。
アルコールも11%で飲みやすく
初めて飲むワインとしておススメです。
遅摘みワイン
通常の収穫よりも遅く摘み、
ブドウをより成熟させることで
糖度を高める方法。
世界の様々な産地で造られる。
干しブドウワイン
ワラの上や、天井からつるすなどして
乾燥させ、糖度を高める方法。
干しブドウ(レーズン)の風味が特徴。
アルコール発酵を途中で止める方法
2つ目はアルコール発酵を途中で止める方法です。
アルコール発酵が始まると
ブドウジュースの中の糖分が
アルコールに変わっていきます。
発酵を途中で止めると
糖分が残ったワインになります。
特にドイツなんかで造られる
アルコールの低い甘口ワインが
この方法で造られています。
甘みを持つ物質を添加する方法
3つ目は甘みを持つ物質を添加する方法です。
ドイツの甘口ワインの一部では
出来上がったワイン瓶詰めするときに
甘いブドウジュースを加えて
ワイン自体の甘みを高めています。
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シャンパンでも「門出のリキュール」といって
糖分量を調整し、狙った味わいにするために
ワインに糖を溶かしたものを加えたりしますね。
甘口ワインのテイスティング方法
甘口のワインには、
スティルワイン
スパークリングワイン
デザートワインといった種類があります。
一般的には「甘口ワイン」というと
デザートワインのことを指し、
陰干しワインや貴腐ワイン、
遅摘みワインなどがそれに含まれます。
ここではデザートワインの
テイスティングのポイントを見ていきます。
外観
スティルワインと同様、
色調、濃淡、透明度を見ていきます。
白の甘口ワインの場合は、
通常黄金色~琥珀色の色合いになります。
スティルワインにおいては、
「褐色」というのは劣化している
という意味のマイナスの表現として
使われることが多いですが、
甘口ワインには使用される場合があります。
甘口ワインにおいて
一番大事な外観ポイントは粘性です。
![ユーサク](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3710_Original.jpg)
糖度の高いワインは粘性が高くなり、
とろみを帯びます。
香り
スティルワインと同様に感じ取ります。
甘口ワインには、
はちみつやフルーツのシロップ漬け、
ドライフルーツ、ジャムなどの
凝縮した甘い香りが特徴として
あらわれることが多いです。
味わい
アタックに甘い味わいが先行するため
見落としがちですが、甘口ワインでは
どれくらい酸度があるかがポイントです。
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糖度と酸度のバランスの良さが
クオリティーを見極める
重要なカギとなってきます。
また、甘口ワインは糖度の高いブドウを
アルコール発酵して造られることが多いため、
比較的アルコール度数が高くなります。
まとめ【これを機にデザートには甘口ワインを】
記事のポイントをまとめます。
- 甘口ワインとは
甘口ワインは大量の糖分(残糖)を含むワインのこと
軽いタイプから重いタイプまで種類がある
- 代表的な甘口ワイン
果汁の糖度を上げて造る方法(貴腐・アイス・遅摘み・干しブドウ)
アルコール発酵を途中で止めて造る方法(ドイツの低アルコール甘口ワインなど)
甘みを持つ物質を添加する方法(ドイツやシャンパーニュなど)
- 甘口ワインのテイスティング方法
外観では粘性をしっかりみる
味わいでは甘みと酸味のバランスをみる
コース料理のデザートで
コーヒーや紅茶を飲むことがあると思います。
実はそれかなりもったいないことなんです。
ペアリングをしようと思ったら
デザートの甘い余韻を
コーヒーや紅茶で切っちゃうよりも
甘みも酸味もしっかりしているデザートワインで
マッチングさせるのがGOODです!!
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ボトル1本注文するのは高いですが、
こだわっているレストランなんかは
少量でグラス売りしているので
ぜひ試してみてください!!
今回はこんな感じです。
ソムリエ試験を独学で勉強したいという方はこちらもご覧くださいねー!!
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