![](https://www.yarawineblog.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-woman.png)
ソムリエ試験を受けようか迷っています。
だんだん試験が難しくなっているから
早く受けた方がいいと聞くがホントなのかな。
![ユーサク](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3710_Original.jpg)
将来ソムリエになろうと考えているなら早く受けるべきですね。
先日、ソムリエ協会がソムリエや
ワインエキスパート資格保持者を対象にした
「フォローアップセミナー」という勉強会に参加してきました。
ソムリエ教本のレベルアップに関して語られた場面があったので、
その話をまじえて早めの受験をすすめる理由をお話ししていきます。
前回ちがう視点で受験をすすめている記事もあります!!
![](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/05/man4-160x90.jpg)
勉強方法を教えてほしい方はこちら!!
![](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/05/wine-160x90.jpg)
この記事を見たら以下のことがわかりますよ!!
本記事の内容
- 2020年教本の新しく加わった内容がわかる
- 早めの受験をすすめられる理由がわかる
この記事を書いている僕は、
バーテンダーとソムリエ歴は8年目です。
いま現在もソムリエ協会に所属しているため情報は確かです。
3月頃に受験しようか迷うのが毎年の恒例となっている!!
って方はぜひこの記事をご覧ください。
*記事は3分くらいで読み終わります。
深堀りした解説とかは関連記事として貼っておきます。
ソムリエ教本をより深く理解するポイントとその勉強方法
次の9つのパートに分けて解説していきます。
- 全756ページ、26か国が範囲
- エクセレンス試験問題の70%は教本から
- ワイン概論が独立して詳細な内容に
- 昨年より酒類飲料概論が一新、カクテル追加
- 日本は「その他の地域」が充実
- フランスは3か年計画で全てを刷新
- ヨーロッパを中心にヴィンテージ情報を追加
- 各国で生産地域の細分化が進む
- ワインの購入・保管・熟成・販売の内容拡充
それでは一つずつ解説していきましょう。
全756ページ、26か国が範囲
今年は新しい国の追加はありませんでした。
去年は「ウルグアイ」が追加されていました。
![](https://www.yarawineblog.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-woman.png)
ウルグアイと言えば「世界一貧しい大統領」として有名になった
ホセ・ムヒカ大統領がいますね。
ブラジルとアルゼンチンの間くらいにあって
実は第1回ワールドカップの優勝国みたいですね。
残念ながらまだウルグアイワインを飲んだことがないのですが、
「タナ」という渋みが豊富で
色が濃いボリューミーなワインを造るブドウが有名です。
![ユーサク](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3710_Original.jpg)
ボクが受験した2017年はイギリスが追加されました。
「教本をいっさい見ないでひたすら過去問を解く」という
今ではあり得ない勉強法を行っていたので
試験に「イギリス国内で造られるスパークリングワインの割合」について
問われたときはビビりました。
来年は新しい国が追加される予定とのことなので
なるべく早く受験することをおススメします。
エクセレンス試験問題の70%は教本から
公式からそういう情報が出ているわけではないが、
エクセレンス試験問題の70%は教本から出ているらしい。
受験者からの情報がSNSやスクールなどで共有されている。
残りの30%は年に一回ソムリエ協会主催で行われる
「フォローアップセミナー」から出題される。
エクセレンス資格は旧シニアソムリエで、
ソムリエ試験と違い記述問題があります。
ワイン概論が独立して詳細な内容に
以前はビールやウイスキーなどといっしょに
酒類飲料概論のカテゴリーにワインも含まれていましたが、
今年からワイン概論として独立し、充実した内容になりました。
執筆は実際にワインを醸造されている方なので
栽培・醸造について詳しい情報が書かれている。
昨年より酒類飲料概論が一新、カクテル追加
ソムリエという職業上、
酒類の知識があるだけでなく
カクテルについても学ぶべきである。
ということで去年の教本からカクテルが試験範囲に加わりました。
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ソムリエコンクールでは実技審査の時に
審査員からカクテルを注文されるシーンが
良く見られるのでその対策かなと。
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教本に乗っているのは、ステアとは?とかアペリティフとは?とか
基本的な事だけなので、出題されたらガッツポーズですねw
日本は「その他の地域」が充実
ソムリエ協会は日本全国を教本にのせることを目標に動いています。
北海道から沖縄までワインが造られていて331の醸造所があります。
![ユーサク](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3710_Original.jpg)
数年前に沖縄の地ブドウ「リュウキュウガネブ」で醸造された
「涙(ナダ)」というワインを飲んだことがありますが、
酸味がしっかりしていて料理に寄り添う味わいでした。
日本人として全国のワインはチェックしていきたいですね。
フランスは3か年計画で全てを刷新
今年が3か年計画の最終年に当たります。
今回は伝統的な地域であるボルドーと南西地方が新しくなっています。
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特に南西地方は15ページと
かなりボリューム満点となってしまいました。
![ユーサク](https://www.yarawineblog.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3710_Original.jpg)
ちなみに去年は8ページしかありませんでしたよ。
ヨーロッパを中心にヴィンテージ情報を追加
2017年は霜害によりヨーロッパを中心に
ブドウが育たず厳しいヴィンテージになりました。
生産者からヴィンテージに関しての情報を
載せてほしいとの声があり今回の追加となった。
ブドウの成熟度やワインの状況などを
ヴィンテージごとの特徴としてみることができるようになりました。
各国で生産地域の細分化が進む
各国でテロワール(土地)を重視する動きがあり、
サブリージョン化が進んでいる。
とくにアメリカでは
ブドウ品種を目立つようにボトルにラベリングするのが一般的でしたが、
現在はフランスのように
「一つの畑」や「小さい地域(サブリージョン)」から
収穫されたブドウのみを使い、土地ごとの味わいを
楽しんでもらうスタイルのワインが出てきている。
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要するに覚えるべき地域名が増えていくということですね。
ワインの購入・保管・熟成・販売の内容拡充
旧ワインアドバイザーに必要な知識に関しての
内容が強化されました。
現在も現場でワインを取り扱っている方が
監修した内容となっているので、
実際にソムリエとして働くことになったときの
助けになるような知識が学べます。
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実務経験があまりない方は
この辺が試験に出るとかなりきついですね。
まとめ【ソムリエ目指すなら早い方がいい】
今回の記事を書くにあたって最新版の
「2020年日本ソムリエ教本」を購入しました。
一通り読んでみましたが、
ボクが受験した2017年の時より
だいぶ覚えることが増えてました。
公式情報ですでに来年度の教本の内容拡充は決まっています。
拡充するということは
ワイン業界が盛り上がっているということなので
現場でソムリエとして働いているものとしては喜ばしいことです。
ただ、受験生にしてみればこんな迷惑な話はないですよね。
受けようか迷っている人はとりあえず受験してみることをおススメします。
今回はこんな感じです。
あとがき
今回は試験に落ちても協会に入ることで
損はしないんじゃない?っていう話。
協会に入っていると年に数回、
協会の理事の方が行う勉強会に無料で参加できる。
世界のトレンドなどを学んだあと
必ずワインのテイスティングもありますし、
たまにインポーターさんが試飲会をしてくれることもあります。
ちなみに協会員じゃない方も参加できますが
授業料6000円とか取られます。
自分の天職が飲食業であると考えている人は
もれなく検討してみてもいいのではないでしょうか。
というわけで今回は以上です。
ソムリエ試験を独学で勉強したいという方はこちらもご覧くださいねー!!
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