【エクセレンス対策】セミナーから学ぶカナダワインのトレンド!!

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カナダの国旗の画像

カナダワインに関して、

最近注目されている動きについて

知りたいです。

ユーサク
ユーサク

ソムリエ・エクセレンス対策ですね。

実はボクも来年挑戦しようかと
情報を収集し始めたところです。

 

今回は先日参加したソムリエ資格保持者を
対象にしたソムリエ協会主催の
「フォローアップセミナー」で
学んだことをベースに
まとめていきます。

エクセレンス対策【アメリカ編】はこちら!!

【エクセレンス対策】セミナーから学ぶアメリカワインのトレンド!!
先日参加しましたソムリエ協会主催のソムリエ資格保持者対象の「フォローアップセミナー」で学んだアメリカワインの最新トレンドについて自身のアウトプットのためにわかりやすく解説記事にしました。世界から注目の産地ニューヨークについても書いています。

いや、まずはソムリエに受かることからでしょ!
って方はこちら!!

【早く受験した方がいい?】2020年ソムリエ教本のざっくり変更点
今回は2020年のソムリエ教本の変更点をざっくり解説しました。年々、試験範囲が広がっていくソムリエ試験ですが、実際にどの辺が変更されているのかわかりやすく解説しています。ソムリエ試験受験を悩んでいる方は見るべき内容となっています。

この記事を見たら以下のことがわかりますよ!!

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本記事の内容

  • エクセレンス対策になる
    「カナダワイン」の
    現在がわかる

この記事を書いている僕は、

バーテンダーとソムリエ歴は8年目です。

いま現在もソムリエ協会に所属しているため
情報は確かです。

来年ボクといっしょにエクセレンス受験しようかな!!

って方はぜひこの記事をご覧ください。

*記事は3分くらいで読み終わります。深堀りした解説とかは関連記事として貼っておきます。

【エクセレンス対策】セミナーから学ぶカナダワインのトレンド

コップの画像

次の3つのパートに分けて解説していきます。

  • ブリティッシュ・コロンビア州について
  • 細分化されるオカナガン・ヴァレー
  • 4つの新しいG.I.

それでは一つずつ解説していきましょう。

ブリティッシュ・コロンビア州について

ブリティッシュ・コロンビア州の
ブドウ栽培地域は、カナダ最西端に位置する。

降水量が少ないので灌漑が必須。

夏が暑く日照量も長いので
黒ブドウの栽培比率が高い。

カナダと言えば
「アイスワイン」のイメージだが
実は赤ワインもしっかり作られている。

こちらが正真正銘のカナダの辛口赤ワイン。

自然農法にこだわっているワイナリー。

「バコ・ノワール」というフォールブランシュと
ヴィティス・リパリア系の品種との交配によって
生まれた黒ブドウを100%使用。

ベリー系の果実香やスモーキーなアロマが香り、
しっかりとした酸がワイン全体を引き締めます。

味わいはピノ・ノワールやメルローなどの
ミディアム寄りで口当たりが良い。

スパイシーな肉料理や中華料理に合う逸品です!!

細分化されるオカナガン・ヴァレー

オカナガン・ヴァレーは
ブリティッシュ・コロンビア州
全体の85%を占めるワイン生産地です。

オカナガン・ヴァレーは
「オカナガン湖」「南北に長い土地」によって
土地の特性が分けられます。

激しい気温の変化を和らげるオカナガン湖の存在

湖の画像

*写真はイメージです

まわりに海がない
内陸部に位置するオカナガン・ヴァレーは
一日のうちの気温差が激しい。

水深が750mもあるオカナガン湖は
大量の水を蓄え
この地域の激しい気温の変化を
和らげるとともに
灌漑に必要な水資源としても
重要な役割を担っている。

オカナガン・ヴァレーは南北に長いため
北部と南部では大きな気温差がある。

北のケローナと南のオソヨースで
平均気温4度の違いがある。

このため南部では黒ぶどう品種
北部では白ぶどう品種
より適する傾向にある。

サブ・リージョンへの分割

オカナガン・ヴァレーは
南北に長いので
土地の特性を北・真ん中・南に分けます。

ノース・オカナガン

ケローナ/レイクカウンティ

オカナガン・ヴァレーの
北端に位置する最も冷涼な地区。

1960年代からブドウ栽培がおこなわれた。

砂質ローム、粘土、石灰岩を含むやや重い土壌。

主な栽培品種
  • アルザス系品種(リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール)
  • 酸の残るタイプのシャルドネとピノ・ノワール
セントラル・オカナガン

ナラマタ・ベンチ

オカナガン湖の東岸にある
ペンティクトン・クリークと
オカナガン・マウンテン・パークの
間にある地区。

標高が高く傾向の強い斜面。

砂利質土壌。

オカナガン湖の緩和作用と
斜面にあることで、霜害を受けにくい。

主な栽培品種
  • メルロー
  • ピノ・ノワール
  • シャルドネ
  • ピノ・グリ

スカハ・ベンチ

ペンティクトンの郊外から
スカハ湖の東岸にかけてのエリア。

湖に近いことから気温は
ペンティクトンよりやや高く
霜害も少ない。

氷河の底に堆積していた細かい砂と
泥岩質の土壌の上に風化した砂の表土がある。

このあたりから
温度が高くなるのでメルローが造られ始める

主な栽培品種
  • メルロー
  • ピノ・ノワール
  • シャルドネ
  • ピノ・グリ

ちなみにベンチとは

川や海、湖の周辺に
崖が段々になっているところ

こんな感じかな??

段々畑の画像

サウス・オカナガン

オカナガン・フォール

オカナガン・ヴァレーの
南部と中部の境目となっていて
気候的には柔和な地域。

ヴァスー湖の存在が
気候を安定させるのに貢献している。

モーゼルやプリオラートと
間違うような砂利質で水はけのよい土壌をもつ。

主な栽培品種
  • ゲヴュルツトラミネール
  • ピノ・ノワール

ゴールデン・マイル

オカナガン・ヴァレーの
サブ・リージョンの中で
最初に正式なGIとして承認された地区。

ヴァレーの西側に位置する。

斜面が東向きで
午後よりも午前中の日照を受けるため
涼しい気候となる。

比較的標高の高い位置にあり
風通しが良いため、霜害も少ない。

最近は標高600mあたりまで
ぶどうが植えられるようになっている。

水はけのよい砂利質、粘土質、砂質の土壌。

灌漑が必要なくらいの天候なので
熟度の高いブドウが造られる。

主な栽培品種
  • シャルドネ
  • ゲヴュルツトラミネール
  • メルロー

4つの新しいG.I.

オカナガン・ヴァレーの北部で
より寒い気候。

1990年代からワイン産地として広がっていった地域。

Lillooetリルーエット

リルーエットは
ブリティッシュ・コロンビア州の中で
最も古い町の1つ。

夏は長くて暑く、乾燥している
オカナガン・ヴァレーのワイン産地に
気候は似ている。

一日の気温差があって夜は冷え込むため
ブドウに新鮮な酸が造られる。

主な栽培品種
  • リースリング
  • ピノ・ノワール
  • カベルネ・フラン
  • シャルドネ
  • ピノ・グリ

Thompson Valleyトンプソン・ヴァレー

トンプソン・ヴァレーは北に位置する。

冷涼気候の影響が強いエリアもあるが
西にある高い山が雨を防いでいるため
乾燥している地域もあり
多様なテロワールが存在する。

主な栽培品種
  • ピノ・ノワール
  • マレシャル・フォッシュ
  • シャルドネ
  • リースリング

Shuswapシャスワップ

オカナガン・ヴァレーの
北側にあるシャスワップ湖の
周辺に広がる緑豊かな丘陵地帯にある
ブドウ栽培地区。

寒さに強いブドウ品種主体に
1997年からワイン造りが始まった。

主な栽培品種
  • マレシャル・フォッシュ
  • オルテガ
  • ジーゲルレーベ
  • ゲヴュルツトラミネール

Kootenaysクートネイ

ブリティッシュ・コロンビア州の
東南端にあり、アメリカの国境に近い
クレストン周辺にある地区。

雪を頂く山や川、滝、湖などの
清らかな自然環境の中で
古くから農業が営まれてきた。

ワイン用ブドウの栽培は1995年から始まった。

主な栽培品種
  • ゲヴュルツトラミネール
  • ピノ・グリ
  • マレシャル・フォッシュ

まとめ【セミナー参加は必須です!!】

女性の画像

記事のポイントをまとめます。

  • ブリティッシュ・コロンビア州
    〇ブドウ栽培地域は、カナダ最西端に位置する。
    〇灌漑が必須。
    〇黒ブドウの栽培比率が高い。
    〇実は赤ワインもしっかり作られている。

 

  • 細分化されるオカナガン・ヴァレー
    〇ブリティッシュ・コロンビア
    州全体の85%を占めるワイン生産地
    〇「オカナガン湖」と
    「南北に長い土地」によって
    土地の特性が分けられる
    〇激しい気温の変化を和らげる
    オカナガン湖の存在
    〇南部では黒ぶどう品種
    北部では白ぶどう品種が適する

 

  • 4つの新しいG.I
    Lillooetリルーエット
    ブリティッシュ・コロンビア州の中で最も古い町の1つ
    Thompson Valleyトンプソン・ヴァレー
    多様なテロワールが存在
    Shuswapシャスワップ
    シャスワップ湖の周辺に広がる緑豊かな丘陵地帯
    Kootenaysクートネイ
    アメリカの国境に近いクレストン周辺にある地区

教本に書いていない
世界のトレンドが学べるフォローアップセミナー。

ここから3割が出題されるというウワサ
(まぁほとんど確定情報)

受験される方はマストで受講しないといけないけど
エクセレンス試験受けない人も
現場で仕事をしている人は
知識として取り入れたい生きた情報が手に入る。

今回初めての参加だったが
これから毎年受講しようと思ってます。

今回はこんな感じです。